広重 「東海道五十三次」 登場人物クローズアップ集 その二

【三島】 朝が早くてまだ目が開かぬわ

【沼津】 黄昏時に天狗が行く

【原】 朝の富士を背に行く 鶴がお見送り

【吉原】 名勝:左富士 馬の背に三人 

【蒲原】 夜の雪 無言でとぼとぼ


【由井】 薩(さった)峠の断崖絶壁 (人足の担ぐ荷の大きさが)

【興津】 快適じゃのう 興津川を渡る力士と人足

【江尻】 清水湊と三保の松原 船頭の姿がちらほら

【府中】 安倍川も歩いて渡る

【鞠子】 名物「とろろ汁」 丁子屋

当時の東海道は、川を渡る場合、徒歩・渡し舟・橋など、川によって定めがあった。
徒歩
酒匂川・興津川・安倍川・大井川の四ヶ川
渡し舟
六郷川(多摩川)・馬入川(相模川)・富士川・天龍川など
鶴見川・帷子川・境川・吉田川・矢作川など
海上渡船
宮~桑名間は、海上渡船。 つまり、木曽川・揖斐川・長良川の木曽三川を避けていた。


【岡部】 柴を背負って宇津ノ谷峠を行く

【藤枝】 人馬渾然一体の人馬継立

【島田】 大井川は、街道中渡河最難所

【金谷】 「箱根八里は馬でも越すが 越すに越されぬ大井川 」 を渡る