■ 本書は、横濱叢書第四輯「舌栗毛 保土ヶ谷めぐり」
(昭和8年・横濱郷土史研究会刊)の写本です。「保土ヶ谷めぐり」は、保土ヶ谷の郷土史について書かれた諸本の中でも、最も簡潔で分かり易く、わずかな時間で保土ヶ谷の歴史や伝承が一読できるたいへん重宝な本と言えましょう。しかしながらこの本の存在はあまり知られていません。また原本は印刷が古く活字も小さく極めて読みにくい体裁となっています。そこで「保土ヶ谷めぐり」がより多くの区民に読まれ、郷土の歴史に対する関心がいっそう深まることを期待して写本を作成しました。
■ 「でも、70年前の本では・・」 と多くの方は思われるかもしれませんが、意外に時代の古さを感じません。「う~ん なるほど・・」 と思わず膝をたたきたくような記述が随所に見られます。本書を一読すれば、ちょっとした「
保土ヶ谷通」になること請け合いです。