当社では、6月30日の「夏越祓」、大晦日の「大祓」と年2回茅の輪を作ります。 6月は鶴見川の茅で作りますが、12月は適当な茅が入手できないものですから、藤沢の農家に頼んで早刈りの稲藁
(早刈りの稲藁は青みがあります)を頂いています。
神明社の茅の輪は直径270cmほどです。先ず芯を作ります。直径1インチの塩ビ管を4本束ね太めの縄を巻きます。次に、芯に沿って、茅
(または稲藁)を適当な間隔に配し、細めの縄で仮留めします。必要に応じて太さが均一になるように修正します。
中細の縄で本締めします。縄の間隔は20cmくらいです。またぐ部分に太縄を巻き補強します。以上で茅の輪本体の出来上がりです。
次に茅の輪の支柱を組み立てます。参道の所定の位置に丸柱を立てます。丸柱に真竹を添えます。竹の長さは7〜8mです。この時、竹の葉を3分の1くらい間引きます。この作業を怠ると降雪時に竹が折れます。
いよいよ茅の輪本体の据え付けです。できればほんの少し縦長に仕上げたいのですが、なかなか思うようになりません。年によっては不細工な仕上りになることもあります。さて今年の出来映えは・・・