あめのたじからおのみこと
須佐之男命(すさののみこと)の乱暴な行いを悲しまれた天照大御神(あまてらすおおみかみ)が、天岩戸(あまのいわと)に隠れてしまわれ、世の中は真っ暗闇になりました。

そこで多くの神さまが集まり、大御神を天岩戸からお出ししようと様々試みたところ、大御神が外の様子を窺おうと顔をのぞかせました。天手力男神は、その瞬間に重い天岩戸をさっと引き開けて、大御神を外にお出ししたという、とても力の強い神さまです。
本ページは、神奈川県神社庁の許可を得て、 神社庁発行のしおり集「日本の神さま 十二の物語」 から転載しました。 イラストレーション : 森 光希