出張祭事の代表例として、地鎮祭と上棟祭の式次第を掲載しました。式次第中、切麻散米は四方祓、鍬入之儀は地鎮之儀、玉串奉奠は玉串拝礼とも呼ばれています。

印刷用のPDFファイルを用意しました。必要な大きさに印刷してお使いください。

     地鎮祭式次第 (70KB)   上棟祭式次第 (70KB) 

また「上棟之儀」の作法を下記に掲載しました。
上 棟 之 儀 (木造建築の場合)

千歳棟(せんざいとう)

祭壇の前で、頭領が御幣を高く掲げ、左・右・左と三回振る。
この時「せんざいとう」と発する。次に御幣の下端で所定の板を打つ。
棟木の両端に位置した工匠二名が「おー」と答え、掛矢で棟木をたたくこと一度。
以上の所作を三回繰り返す。                 ↑ 掛矢=木槌

万歳棟(ばんざいとう)

祭壇の前で、頭領が御幣を高く掲げ、左・右・左と三回振る。
この時「ばんざいとう」と発する。次に御幣の下端で所定の板を打つ。
棟木の両端に位置した工匠二名が「おー」と答え、掛矢で棟木をたたくこと一度。
以上の所作を三回繰り返す。

永永棟(えいえいとう)

祭壇の前で、頭領が御幣を高く掲げ、左・右・左と三回振る。
この時「えいえいとう」と発する。次に御幣の下端で所定の板を打つ。
棟木の両端に位置した工匠二名が「おー」と答え、掛矢で棟木をたたくこと一度。
以上の所作を三回繰り返す。

上 棟 之 儀 (鉄筋・鉄骨建築物の場合)

千歳棟(せんざいとう)

祭壇の前で、鉄筋方主任が御幣を高く掲げ、左・右・左と三回振る。
この時「せんざいとう」と発する。次に御幣の下端で所定の板を打つ。
主鉄骨上に位置した工匠二名が「おー」と答え、レンチでボルトを締めること一回。
以上の所作を三回繰り返す。

万歳棟(ばんざいとう)

祭壇の前で、鉄筋方主任が御幣を高く掲げ、左・右・左と三回振る。
この時「ばんざいとう」と発する。次に御幣の下端で所定の板を打つ。
主鉄骨上に位置した工匠二名が「おー」と答え、レンチでボルトを締めること一回。
以上の所作を三回繰り返す。

永永棟(えいえいとう)

祭壇の前で、鉄筋方主任が御幣を高く掲げ、左・右・左と三回振る。
この時「えいえいとう」と発する。次に御幣の下端で所定の板を打つ。
主鉄骨上に位置した工匠二名が「おー」と答え、レンチでボルトを締めること一回。
以上の所作を三回繰り返す。

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